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ホームインスペクション(住宅診断)のチェック項目まとめ

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ホームインスペクション(住宅診断)のチェック項目まと

住宅を購入する際に、当然ながら買う方としては問題のある住宅は避けなければなりません。

 

しかし、住宅の詳細なチェックは素人では非常に難しいです。

 

そこで必要になってくるのがホームインスペクション(住宅診断)です。

 

 

しかしホームインスペクション(住宅診断)ってどんなところを見てくれるの?

 

 

 

そこで今回は、ホームインスペクション(住宅診断)が一体どこをどのように見てくれるか、のチェック項目をまとめてみたいと思います。

 

チェック項目① 基礎周り

基礎は建物を支持する部分なのですが、古い建物などの場合、痛みが出ている場合もあり、その場合は補修をしなければなりません。

また、基礎はシロアリの侵入経路になる部分でので入念な確認が必要です。

 

目視で確認する部分は、下記の項目です。

 

・ひび割れの有無

・ジャンカの有無

・蟻道の有無

・水シミの有無

 

チェック項目② 外壁

外壁の欠陥は水の侵入に繋がります。

 

水はコーキング部分の痛みや塗装の割れなどから入り込みますが、そのまま放置させておくと、壁の内部の部材を腐らせる場合もあるため、危険です。

 

壁の中の部材が腐ってしまうと、当然ながら強度が落ちてしまい、地震や台風に弱くなり、住宅をボロボロにする現況の一つが雨漏りなので、外壁の状態は単なる美観の問題では無く、建物全体に関わりますので、チェックは決して軽視出来ないです。

 

 

ホームインスペクション(住宅診断)のチェック項目は下記になります。

 

・外壁のクラックの有無

・エフロレッセンス(白華現象)の有無

・吹付・塗装のムラ

・コーキングの切れの有無

・水切板金などの付帯部材の固定状況

・雨どいの固定状況

・メーター類の固定状況

 

 

チェック項目③ 屋根周り

屋根周りは漏水に直結します。

 

当然ながら、漏水は家財が汚れてしまうので厄介なのですが、実はそれだけではありません。

 

 

建物の強度や耐用年数にも影響します。

 

と言うのも、屋根から侵入した水は部材を伝わって、天井や壁の中の様々な部分を濡らして、条件によっては部材が腐ってしまい、建物の強度が落ちてしまい、著しく耐用年数も短くなってしまうのです。

特に柱や梁などの重要な部材は、腐食が致命傷にもなり得ますので入念な確認が必要な部分です。

 

しかしホームインスペクション(住宅診断)では屋根の検査は基本プランに入っていないことがほとんどで、オプションで見ていただく形になります。

 

相場としては6万円くらいしますが、一生住む家の雨漏りという最悪の状況を回避するなら見る価値あるかと思います。

 

 

屋根のチェック項目は下記になります。

 

・屋根材の割れ

・屋根材の浮き

・屋根板金部分のコーキング状況

 

 

 

チェック項目④ 外部金物やバルコニーなど

建物の外部金物やバルコニーのチェックも重要な部分です。

 

特にバルコニーなどは人が乗る部分でもあるので、転落防止のため、チェックが非常に重要になります。

また、これらの部分から水が内部に入り込む場合があります。水が入り込むと部材の腐食にも繋がり得るので、確認は大切です。

 

 

バルコニーのチェック項目は下記になります。

 

・物干し金物の固定状況

・バルコニー手摺のガタツキ

・床鳴りの有無

・防水材の割れの有無

 

 

 

チェック項目⑤ 室内

室内の状況を確認します。

 

室内では主に、傷や汚れなどを見ることが中心になります。

 

また壁が垂直になっているかも重要なチェック項目です。

 

 

室内のチェック項目は下記になります。

 

・壁の垂直

・開口部の垂直

・クロスの隙間・シミ

・キズや汚れ

 

 

 

チェック項目⓺ 床

床は直接人や家財が乗る部分で、大きな力が常時掛かり続けるので、非常にチェックが重要です。

床のチェックと聞くと、もしかしたら歪みやベコベコしているかと言った確認だけと思われるかも知れませんが、実はそれだけではありません。

 

床は水平度を測定することによって、建物自体の歪みなども読み取ることが出来るので、地盤沈下なども床の水平度の確認から分かる場合があので、念入りな確認が必要なのです。

 

床のチェック項目は下記になります。

 

・床の水平

・キズ、汚れ

・フロアの突き上げの有無

・目地の通り

・目地の隙間幅

・床鳴り

 

 

チェック項目⑦ 階段

階段も人が上り下りするのでチェックをしっかりしなければなりません。

 

特に、勢い良く下りたりする場合には大きな力が掛かるので、強度の確認は重要になります。

 

・階段の鳴り

・蹴込板の裏に下地があるか

・各所隙間

・蹴上の高さ

 

 

チェック項目⑧ サッシ・ドア・シャッター・網戸など

これらは単に開閉だけの問題ではありません。

 

これらの建具には様々な性能があり例えば、ドアには強度の他にも気密性や水密性などの性能もありますが、これらの性能が悪くなると、冷暖房効率が悪くなったり、台風時などは水が室内に侵入して来ることもあり得るのです。

その他にも、サッシやドアなどは住宅の防犯性の確保の意味でも非常に重要な部分です。状態が良くない場合など、防犯性に問題が出て、安心して暮らせない事態にもなり得るます

 

 

チェック項目は下記になります。

 

・サッシ、ドアの開閉状況

・建付け

・施錠のしやすさ

・取っ手のガタツキ

・サッシのビス止め状況

・開閉のスムーズさ

・ラッチのかかり具合

 

 

チェック項目⑨ 住設器具

住設器具とは、タオル掛けや手すりなど、家についている備品関係です。

 

普段使うものなのでこれらのチェックも欠かしてはいけません。

 

住設器具のチェック項目は下記になります。

 

・手摺のガタツキ

・タオル掛けのガタツキ・水平

・下駄箱の棚の状況

・枕棚、中段のガタツキ

・ペーパーホルダー、リモコンなどの水平

・ハンガーパイプのガタツキ

・涙目の取り付け

 

チェック項目⑩ 床下

床下は構造体が見える数少ない点検場所です。

 

基礎を見ることははもちろんですが、土台を見ることも重要で、基礎に接する部分なので、湿気などの影響を受けやすく、腐食が懸念される部分でもありますので、確認が重要となります。

また、この部分はシロアリの被害に合いやすい部分でもありますので、シロアリの侵入を許していないかのチェックは非常に大切です。

 

さらには床下は配管などが張り巡らされてますので、設備関係のチェックも必要です。

床下のチェック項目は下記になります。

 

・床下の清掃状況

・基礎のクラック、ジャンカの有無

・シロアリの有無

・配管の勾配

・配管部の水漏れの有無

・鋼製束の設置状況

・断熱材の設置状況

・配管貫通部の処理

・水たまりの有無

・床下の換気状況

 

 

チェック項目⑪ 小屋裏

 

小屋裏も構造体が確認できる数少ない点検場所で、屋根を支持する部材関係を確認します。

 

そのため、湿気などの影響を受けて部材が腐食していたりすると、屋根の強度が落ちてしまいます。

 

悪い場合だと、雪や強風に対して弱くもなり得ますので確認が重要な箇所です。

 

小屋裏のチェック項目は下記になります。

 

・雨染みの跡の有無

・小屋裏の換気状況

・断熱材の設置状況

・妻壁、界壁の石膏ボードの有無

・釘のうち抜け

・金物の設置状況

・電気配線の設置状況

・換気設備の設置状況

 

 

 

チェック項目⑫ 設備

上下水道の確認は日常生活の上で無くてはならない物です。

給湯設備も快適な生活には欠かせない物と言え、給湯設備が良くないと、浴室などが上手く使えなくもなるので、チェックが大切なのです。

換気設備も大切で住宅は換気が適切にされていないと、快適な住環境とはならないからです。

火災報知器は安全上欠かすことの出来ない設備のため、チェックを欠かすことは出来ません。仮に動作の状態が怪しかったりすると、それが大きな事故にも繋がる場合もあるからです。

 

注意が必要なのが、ガスは内覧会時では確認できないので、引っ越した後に確認する必要があります。

 

 

このように設備のチェックは生活に関わってくるので全て大切です。

 

 

設備のチェック項目は下記になります。

 

・水はでるか

・水栓のガタツキ

・水栓の水漏れ

・排水はされるか

・スイッチの接続状況

・スイッチの行き先表示

・照明器具の動作確認

・換気扇の動作確認

・レンジフードの動作確認

・エアコンの動作確認

・インターホンの動作確認

 

 

チェック項目まとめ

 

ホームインスペクション(住宅診断)について、項目別に見て来ましたが、どの部分をチェックするかを紹介して来ました。

また、仮に異常があった場合、どの様な悪影響があるかについても分かったことと思います。

 

ホームインスペクション(住宅診断)は強制では無いので、受けるかどうかは自由です。

 

しかし、ホームインスペクション(住宅診断)の需要は増えていて、アメリカではホームインスペクション(住宅診断)を受けるのが当たり前になっています。

 

 

なぜなら欠陥が見つかったとしても、結局購入者が損をしてしまうので、アメリカでは自分を守るためにホームインスペクション(住宅診断)は必ずやるようになっています。

 

 

日本でも結局は欠陥が見つかると、住宅の価値が下がり、補修費を一部負担したり、補修期間は生活に支障が出たり、住宅の寿命が縮んだりといいことがまるでないです。

 

 

なので欠陥住宅を買って大きな借金を背負うよりは、15万円くらい払って自分を守るためにもホームインスペクション(住宅診断)はやったほうが良いと思います。

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