元大手住宅メーカー社員が教える本当に良い新築・不動産・物件の探し方

本当に良い家はどういう家なのか、元大手住宅メーカー社員が教える建築業界の裏側を解説!

フロア 建売住宅

フローリングの種類一覧!それぞれのメリットとデメリット解説

投稿日:

フローリングの種類一覧!それぞれのメリットとデメリット解説

 

住宅で最も触れる部分がフロアです。

 

常にフロアの上を歩くわけですから、フロアの種類と特徴を知っておいて損はないと思います。

 

新築で多く使われているのが、大きくわけると3タイプです。

 

①無垢フローリング

②複層フローリング

③クッションフロア

 

ですので今回は、この3種類のフロアのメリットとデメリットを解説していきます。

 

①無垢フローリング

 

無垢フローリングは名前の通り、無垢材を使用したフロア材で、木本来の雰囲気を存分に楽しめます。

 

無垢材は、丸太から切り出した自然な状態のフロアで、特に素足で歩くことで木のぬくもりを感じることができ、そういった自然派な方々に人気です。

 

無垢フローリングのメリット

 

自然を感じられる無垢フローリングなのですが、メリットは下記の4つのメリットがあります。

 

 

・木本来の味がそのまま感じられる

無垢材を使う大きなメリットとして、木本来の味を感じられることです。

木の断面がそのままフローリングになるため、同じ木目の無垢材は存在しません。

なので無垢材を使用することで、唯一無二のフローリングの質感を味わえます。

 

・経年変化を楽しめる

無垢材は、時が経つにつれ表情を変える素材です。木の香りや木目を楽しむことができ、10年以上たった無垢材の色やつやは他の素材では出せない非常に味があるものになります。

家族とともに歴史を刻んでいくフロアなので、愛着もすごくわきやすいです。

 

・調湿作用により快適に過ごせる

無垢材の素晴らしい所は、質感だけではなく部屋を快適に過ごすことができます。

無垢材には調湿効果があり、部屋の湿度によって無垢材が水分を吸収・放出する作用のことで、室内の湿度を一定に保つようにしてくれます。

なので夏場のじめじめして蒸し暑い部屋を水分を吸収して部屋の湿度を下げてくれます。

冬場は乾燥するので、水分を放出して乾燥しすぎないようにしてくれるため、部屋の快適性が向上します。

 

・冬場でも冷えない

冬のフローリングはとても冷たいですよね、スリッパがないと足がキンキンに冷えてしまって、なかなか寝付けなくなります。

冷え性の人なんかは靴下を2重に履いたりと、フローリングが冷たいといろいろと大変ですよね。

しかし、無垢材はたくさんの空気を含んでいるため、その空気によって断熱性があり、フロアの冷たさを軽減してくれます。

 

 

無垢フローリングのデメリット

続いて無垢フローリングのデメリット解説します。

 

・膨張と伸縮が大きい

調湿作用によって、水分を吸収したり放出したりするため、膨張と収縮を繰り返します。

これにより、フローリングの目地に隙間ができたり、反り返りが生じたり、膨張によりフロア同士が密着し床が鳴ったりすることがあります。

2~3年までの間は、この膨張と伸縮の振れ幅が大きいのですが、それを過ぎると落ち着いてきますので、初めはすごく動くものだという理解が必要です。

 

・傷が付きやすい

無垢材は天然の木であるため、加工されて接着剤で硬化させたフローリングに比べると傷が付きやすいです。

スギやヒノキなどは物を落としただけでも結構へこみますので注意が必要です。

さらにペットがいると爪のあとがすごくできるのもネックです。

 

・水に弱い

無垢材は表面を塗装したとしても水分を吸収してしまうので、醤油など色素の強いものが垂れてしまうと後が付きやすいです。

さらに普通の水でもほっておくと膨張して、反りの原因となりますので、濡れてしまったらすぐにふき取る必要があります。

 

 

無垢フローリングのまとめ

以上のように無垢フローリングにすることで、高級感が出て木本来の質感を感じられるため天然派が好みの方はおススメです。

その反面、傷が付きやすくメンテナンスも手間がかかるので、コーティングなども視野に入れる必要があると思います。

 

 

②複層フローリング

複層フローリングとは、合板に化粧合板を貼ったフロア材のことで、建売住宅では主流のフローリング材です。

表面に化粧合板を張り付けているため、表面の木目は全て印刷されているのですが、本物ほほとんどかわらないほどのクオリティで仕上がっています。

続いてはこの複層フローリングのメリットとデメリットを解説します。

 

 

複層フローリングのメリット

複層フローリングのメリットとして下記の4点があります。

 

・多種多様で選び放題

安価なものから高価なものまで、幅広い種類があり自分好みのフロアを見つけることができます。

質感や、ツヤの有り無し、大きさなどいろいろ選べるので、その家に合ったフロア材を選ぶこともできます。

 

・品質が一定で変形しにくい

複層フローリングは工場で均一に作られていうため、品質が一定です。

さらに、合板を何枚も張り付けているため、木の反りや伸縮が抑えられるため、フロアの変形が起こりにくいです。

それでも木材なので多少は動きますが、無垢フローリングに比べると断然動きにくいです。

 

・メンテナンスが簡単

複層フローリングは表面に化粧合板を貼っているため、耐水性に優れていて掃除が水拭きで大丈夫なものも多く、日々の手入れが楽です。

無垢フローリングのように水を表面から吸わないので、汚れにくく掃除も簡単です。

最近ではワックスフリーものもが多く、ワックスを必要としないフローリングが人気で、これもメンテナンスの手軽さゆえかと思います。

 

・キズに強い

特殊なシートを表面に張っているためキズに強いです。

安いものだとキズに弱いものもありますが、無垢フローリングと比較してもキズの付きにくさはすごくあります。

ドライヤー落っことしてもキズが付かなかったのは驚きました。

ツヤなしにすることでさらにキズを目立ちにくくすることができるので、美しいフロアをいつまでも保てます。

 

 

複層フローリングのデメリット

続いて複層フローリングのデメリットを解説します。

 

・化学物質を使っている

合板を接着するのに接着剤を使っています。

木材以外にも化学物質を使っていますが、最近は化学物質を抑えたものが主流ですので、アレルギー体質の人でなければ問題ないかと思います。

 

・肌ざわりなど質感が劣る

これはしょうがないことなのですが、やはり無垢フロアに比べると質感は劣ります。

複層フローリングの質感が悪いのではなくて、木の温もりであったり柔らかな肌触りはシートでは表現できないもので、無垢フロアに軍配が上がります。

 

・寿命が短い

どうしても合板を表面に張り付けているため、合板が一部剥がはれたりなど無垢フロアよりは寿命が短いです。

メーカーにもよりますが、大体10~20年とされていています。

 

複層フローリングまとめ

キズが付きにくくメンテナンスも簡単ですが、多少なりとも化学物質を使っていて、極度のアレルギー体質の方はおススメできませんが、バリエーションが多く、自分好みのフロアを選ぶことができます。

 

 

③クッションフロア(CF)

クッションフロアとは木材は使用しておらず、ビニール素材でできており、木目をプリントしてあるもので、CFと略されることが多いです。

その名の通りクッション性があるため、歩くとほんの少しだけ沈む感じがします。

 

最近では、模様だけでなく表面の質感を再現させた凹凸のあるものであったり、防音性能を兼ね備えたものなどが現れています。

フローリングと比べても安価なので、マンションやアパートなど集合住宅に使われることが多いです。

 

このクッションフロアのメリットとデメリットを解説していきます。

 

クッションフロア(CF)のメリット

 

クッションフロア(CF)のメリットとして下記の5点があります。

 

・コスパが良く張替が簡単

マンションなどの集合住宅では、入居者が何度も入れ替わるため定期的にフロアのメンテナンスをしなければなりません。

クッションフロア(CF)はシートで貼っているだけなので、剥がすのも簡単で張替が非常に容易にできます。

場合によってはリフォームなどで既存のフロアの上から貼ることもできるため、処分費や剥がす手間などもかからず大幅にコストカットできるのも魅力です。

クッションフロア(CF)自体も安いのでコストパフォーマンスはすごく良いです。

 

・優れたクッション性によりキズに強い

先ほども述べましたがクッション性があるため多少のものを落としたくらいで傷が付きにくく、むしろ落とした物自体もキズが付きにくいです。

クッション性があるので、優しい肌触りですので、歩いていても足の裏が痛くなることがないです。

 

・耐水性が高く汚れに強い

クッションフロア(CF)は、表面がビニール素材のため水をはじき耐水性があります。

何かこぼしてしまっても汚れがシミになりにくく、掃除も簡単にできます。

幅が1ḿや1.8ḿの1枚物のシートで貼ることが多いためジョイント部分が少なく、こぼしたものが下地材に行くことも防げます。

 

・グリップ性が高く滑りにくい

クッション性があるため、摩擦が起きやすくグリップ性が高いため滑って転んでしまうということを防ぐことができます。

ペットを飼ってると走り回って転んでしまうと思うのですが、クッションフロアだとペットも転びにくいです。

 

・シートを印刷のためバリエーションが豊富

複層フローリングと同じなのですが、表面のシートを印刷しているため種類は多く、自分好みのものを選ぶことが可能です。

また質感や、防音性能を追加したものや、汚れに強いものなど様々あるので、性能面でも多く選べます。

 

 

クッションフロア(CF)のデメリット

続いてはクッションフロア(CF)のデメリットを解説していきます。

 

・物をおくと凹みの跡が残る

クッション性があるが故なのですが、長時間家具を置いてしまうとクッションフロアはへこんでしまいます。

数日放置すれば凹みは多少は戻ってきますが、完全には戻りません。

ですので何度も家具を動かしに憂いので、家具を置く位置は慎重に決める必要があります。

 

・床暖房に対応していない

一部特殊なクッションフロアは可能ですが、基本的に床暖房は使えません。

床暖房の熱により接着剤が溶けて粘着性を失い剥がれたり、下地収縮によるクラックやよれが発生するので、問題点が多いのが現状です。

 

・質感や風合いはフローリングには勝てない

これはしょうがないことなのですが、そもそも木を使っていませんし、質感などの表現は限界があるため、どうしても木材のフローリングに軍配が上がります。

 

・キズの補修が難しい

木材であれば、傷ができたところに埋木やパテをして、上から塗装するとわかりにくくなりますが、クッションフロア(CF)は補修が難しく、結局張り替えることになりかねません。

キズは付きにくいですが、万が一大きなキズができてしまったら張替せざるを得ません。

 

クッションフロア(CF)まとめ

 

フローリングよりも質感や風合いは劣るものの、最近のものはデザインもよく、見た目は木のフローリングと全然わからないものが多いです。

クッション性があるため、赤ちゃんなどよく転んだりする時期はクッションフロア(CF)は安全性が高いです。

 

さらにミルクを吐いたり、なにかこぼしても耐水性に強くシミになりにくいため掃除が簡単です。

張替が容易なので、ちょくちょく張り替える人はクッションフロア(CF)おすすめです。

 

以上が各フロアのメリットとデメリットになります。

 

結局何を使えばいいかわからない!と思っている方も多いかと思うます。

 

私がおすすめするのは、主要な部屋は複層フローリングでトイレや洗面など水回りはクッションフロア(CF)が良いです。

 

 

最近の複層フローリングはデザインが良いものが多くキズに強いため、コーティングやワックスの必要もなくコスパが良いです。

 

そしてトイレなどの水回りに関してはクッションフロア(CF)がよくて、どうしても汚れるのでクッションフロア(CF)だと掃除がしやすく、なによりフローリングだと目地の部分から水分が入り、カビが発生して黒ずんだりしてくるので、簡単に張り替えられるクッションフロア(CF)がおすすめです。

 

フロアの種類はとても多くて悩んでしまうかと思いますが、自分の気に入ったフロアを選ぶことが一番だと思いますので、ぜひいろいろ調べてみてください。

-フロア, 建売住宅

執筆者:

関連記事

ホームインスペクション(住宅診断)の各社口コミ・評判まとめ!

ホームインスペクション(住宅診断)の各社口コミ・評判まとめ!   一生に一度の大きな買い物、それがマイホームだと思います。   欠陥住宅なんて買ってしまった日には、施工会社ともめて …

ホームインスペクション(住宅診断)の費用は?各社の費用まとめ

ホームインスペクション(住宅診断)の費用は?各社の費用まとめ       新築住宅を買うときに『欠陥住宅を買ったらどうしよう。。。』なんて不安がありますよね。 &nbsp …

【新築一戸建て】建売住宅を購入するときの注意点解説!

【新築一戸建て】建売住宅を購入するときの注意点解説!     新築一戸建てはだれしも憧れですよね。   せっかくならより良い新築一戸建てを購入したいと思うのは当然です。 …

フロアコーテイングの7つのデメリット解説!施工前に知らなきゃ聞けない事

フロアコーテイングの7つのデメリット解説!施工前に知らなきゃ聞けない事 フロアコーテイングをするとピカピカになって高級感が出て、感動しますよね。   フロアコーテイングを守る上でもコーティン …

建売住宅で後悔する10つの失敗例と失敗しないための注意点解説!!

建売住宅で後悔する10つの失敗例と失敗しないための注意点解説!!   建売住宅は安く購入できるのが最大のメリットですよね。 しかし、実際に建売住宅を買ってみたらこんなはずじゃなかった!!と後 …