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フロアコーテイングは必要ではない?コーテイングの種類とその効果解説!

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フロアコーティングは必要ではない?コーティングの種類と効果解説【新築住宅】

新築住宅にいざ住むことになって、せっかくだし奇麗に使いたい!

 

こういう風に思うのは当然だと思います。

 

そして一番傷がつきやすく、気になるのがフロアだと思います。

 

『物を落としたらどうしよう』

『ペットがいるからすぐ傷がつきそう』

『子供が床を汚してしまいそう』

 

こういった理由からフロアにコーティングを考える方は多いかと思います。

 

そこで今回の記事は、フロアにコーティングは必要なのか?フロアコーティングの種類と効果を解説していきます。

 

フロアコーティングは必要ある?ワックスとの違いは?

フロアコーティングはいざやるとすると結構高いですよね。

 

フロアを奇麗に保ちたいならコーティングは絶対にしたほうがいい!

 

こういった情報がネットで流れていて、誤った知識が出回ています。

 

 

結論から言いますと、フロアコーティングは必要ないです。

 

 

必要ないというのは言い過ぎですが、フロアの種類によっては必要ないです。

 

まずフロアコーティングの役割なのですが傷や汚れを防止することが目的で、フロアに薄い膜を貼ることでフロアを傷や汚れから守ります。

 

ワックスは材料自体が柔らかいため、傷を防ぐという観点からだとあまり期待はできず、ワックスはツヤを出してきれいに見せるという役割を担っています。

 

ワックスはコーティングに比べて硬度がなく、さらに半年に1回は塗りなおしをしなければならなくてメンテナンスも大変です。

 

こうした背景から最近では、ワックスよりもフロアコーティングが主流になってきています。

 

フロアコーティングの場合、長いものだと20年は持つため塗りなおす手間がなくメンテナンスが非常に楽なのがメリットです。

 

 

フロアコーティングはしたほうが良いんじゃないの?

 

そう思った方は、フロアの種類を確認してください。

 

フロア材には主に牡蠣の2種類あります。

 

・単層フローリング(ムク)

無垢材(ムク材)と呼ばれるフローリングで、天然の木をそのまま使用しているため木本来の美しさがあるフロアです。

しかし木の特徴がそのまま現れるので、木の伸縮により目地部分でフロアが突き上がったり、隙間が空いたりします。

また、表面には節や入り皮などが入ることもあり、それを自然の味わいとして受け入れる必要があります。

単層フローリングが使われている理由として、高級感志向、自然派志向、健康志向などの傾向で使われています。

 

・複層フローリング

合板などの基材に化粧単板を貼ったフローリングです。

合板自体が複層になっていて、木の反りや伸縮を抑えているので、施工後に狂いが少ないのがメリットです。

化粧単板を貼るためデザインバリエーションが非常に多く、表面の化粧単板は薄いものから厚いものまであり、厚単板ならムクフローリングに負けない木の質感が味わえます。

 

 

最近の新築では、ワックスレスの複層フローリングが多く、つまりワックスの必要のないフロア材があり、複層フローリングは化粧単板が表面に張られているため耐水性があり、傷や汚れに強いです。

 

ですので、フロアコーティングをしなくても十分な耐久力がもともと備わっているため、高いお金を出してまでする必要はないかと思います。

 

 

反対にムクフローリングは天然の木であるため、水を吸いこむため汚れやすく、木ですのでへこみやすいです。

 

ですのでムクフローリングであれば、コーティングをすることで水をはじき、傷つきにくくなるのでコーティングをやっておくとフロアが長持ちします。

 

フロアコーティングの種類と価格比較

 

ムクのフロアの場合はコーティングをしたほうが良いとわかったかと思いますが、どんなコーティングをすればよいかわかりませんよね。

 

フロアのコーティングには下記の4種類があります。

・ガラスフロアコーティング

・UVフロアコーティング

・シリコンフロアコーティング

・ウレタンフロアコーティング

 

それぞれのフロアコーティングの特徴と価格を比較していきます。

 

①ガラスフロアコーティング

耐久年数 15~20年程度

硬度 9H

価格 10~25万円程度(30㎡)

 

とても硬度があるコーティングで、フロアコーティングの中でも傷が付きにくいコーティングです。

メリットととして薄膜で施工できるためフロア本来のテイストを損ないにくく、ツヤの強さを選べるためツヤを抑えてコーティングしたい場合はガラスフロアコーティング一択です。

 

低光沢の場合は、多少傷が付いても見えにくいため、奇麗な状態で維持できてるように見えます。

言い換えるとゴミや髪の毛・空気が入ったりした施工の粗が多少あっても気づきにくいため、フロアコーティングが完了したらしっかりと全体的に見ましょう。

 

さらに耐水性に優れており、UVカット効果も高く、他の薬品にも反応しないため耐薬品性もありますので、ペットのおしっこやフロアを掃除するときの洗剤にも強いです。(ただしフロアコーティング全般ですが、塩素系の洗剤は溶ける恐れがあります)

 

施工性も非常に良いためどんなフロアでもコーティングが可能で、もちろんクッションフロアにも施工ができます。

 

デメリットとして、膜が薄いためグリップ性(滑りにくさ)があまりないです。

小さなお子さんや走り回るペットがいる家庭では、頑丈さか滑りにくさどちらを取るかの選択になります。

 

さらに膜が薄いため密着性が低いので、正確な施工が求められます。

ですので『剥がれたから塗りなおし!』なんて後でならないように業者選びはしっかり行いましょう。

 

 

②UVフロアコーティング

耐久年数 15~30年

硬度 7H

価格 15~30万円程度(30㎡)

 

UVフロアコーティングはフロアを保護するという役割ならダントツの保護能力があります。

UVフロアコーティングは照射機を用いて紫外線硬化をさせることで、瞬時に比較にならないほど強固に効果させるコーティングです。

 

またフロアコーティングの中で唯一、紫外線照射機という大型機材を用いるため、群を抜いて大掛かりにコーティングを行います。

極端な言い方をすると、モップと塗料があればできるコーティングとは違うため施工費が大きくかかります。

 

メリットとして、硬度はガラスコーティングよりも少し劣りますが、フロアコーティングの中では最強の保護性能です。

UV硬化による強固で厚い被膜により、耐水性、防汚性、耐薬品性がトップクラスの性能です。

 

なにより他のフロアコーティングでは塩素系の洗剤や薬品でコーティングが溶けてダメになってしまうのですが、UVフロアコーティングは塩素系の洗剤・薬品にも強く耐久力も十分なため、『フローリングを守る』に関しては総合的に優秀です。

 

施工方法も照射機を使うため硬化がはやく、コーティングした瞬間から家具を入れたり、生活できたりできます。

 

さらに他のフロアコーティングは被膜が損傷した場合、直すのが難しく全面的に塗りなおさなきゃいけなくなるのですが、UVフロアコーティングは被膜が損傷した箇所を部分的に復元できるのが強みです。

 

また被膜を厚く施工するため、非常に強いグリップ力(滑りにくさ)を発揮します。

室内犬や子供の床滑り防止においては群を抜いて滑りにくいです。

 

デメリットとして、その優秀さから高額になりがちです。

施工方法も難しく、専用の機器をつかうためできる業者が限られていて総じて割高です。

 

基本的に光沢が高く高級感が出るのですが、ツヤがすごくでるためツヤを好まない人はおススメできません。

 

 

③シリコンフロアコーティング

耐久年数 10~20年

硬度 5H

価格 5~15万円(30㎡)

 

マンションのオプション工事として一時期、多くの地域で流行したフロアコーティングで、シリコン質の被膜をつくりフロアを守ります。

 

メリットとして、高い光沢をもつ被膜を形成するため、特に濃い色のフロアに施工した場合は、周囲の風景を映す鏡面のような仕上がりになります。

 

シリコン素材なので、滑りにくさはナンバーワンで、お年寄りやペットがいる方に人気のフロアコーティングです。

 

またUVフロアコーティングやガラスフロアコーティングと比較して、施工が容易なため費用を抑えることができます。

 

デメリットとして、光沢が強いのでツヤを好まない人はおススメできません。

さらにツヤが強いため、足の皮脂、つまり足跡や汚れや傷が目立ちやすいので、素足で歩かずスリッパを使う習慣をつける必要があります。

 

補修が難しく、経年劣化が現れやすいです。

黄変と呼ばれる、被膜が黄色く変色する経年劣化を引き起こしやすいです。

 

価格は安く済みますが、フロアを完全に守るというのは難しいかと思います。

 

 

④ウレタンフロアコーティング

耐久年数 3~10年

硬度 3H

価格 3~10万円(30㎡)

 

20年以上前からあるフロアコーティングです。

摩擦に対してもつよく、ツヤもでるため温かみのある感じに仕上がります。

 

メリットとして、水性のウレタンフロアコーティングにすることで、有害な化学物質をほとんど含まないため、アレルギー体質の人にはおススメです。

 

施工性が非常に良いため、フロアコーティングの中でも一番安くできます。

 

デメリットとしては、価格が安い分、フロアコーティングの中でも簡易的なため、突出して優れた面がないです。

 

リビングには使えないけど、子供の部屋など軽くやるには価格的にもやりやすいかと思います。

 

フロアコーティングまとめ

 

フロアコーティングについてまとめますと、フローリングの種類でコーティングをやるかやらないかを決めましょう。

 

複層フローリングの場合は、もともとが傷や汚れに強いので、コーティングをやる必要はないかと思います。

単層フローリングの場合は、無垢材ですのでへこみやすく、水も吸ってしまうのでコーティングをおススメします。

 

コーティングをするなら、コストパフォーマンスは一番いいのはシリコンフロアコーティングです。

価格と性能を比べても十分な効果がありますので、シリコンフロアコーティングは私はおススメします。

 

最も優れているのはUVフロアコーティングで、高額になりがちですが、その分フロアを守ることに関してはダントツに良いので、本気でフロアを大切にしたいならUVフロアコーティングはやっておくべきだと思います。

 

ツヤを求めないで、傷に強いフロアコーティングにするならガラスフロアコーティングです。

滑りやすさはあるものの、ツヤを抑えることができるので、フロア本来の質感を残したい方、そしてガラスフロアコーティングは傷に一番強く、ツヤを消せば傷や汚れも目立ちにくくなるので、フロアを美しく見せたいならガラスフロアコーティングです。

 

ウレタンフロアコーティングは価格がすごく安くできるので、お試しでやってみるならウレタンフロアコーティングもありです。

 

フロアコーティングは様々ありますが、自分に合ったフロアコーティングをするのが一番ですので、せっかくですからフロアを大切にしましょう。

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