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ホームインスペクションは建売だと必要ない?住宅診断の必要性を徹底解説!

投稿日:2020年2月16日 更新日:

ホームインスペクションは建売だと必要ない?住宅診断の必要性を徹底解説!

 

マイホームは一生に一度の大きな買い物です。

 

 

せっかくローンというなの借金を背負って買ったマイホームが、本来メンテして住めば100年は持つ家が、欠陥により10年でボロボロになんてことが建築業界ではザラにあります。

 

 

10年経つと保証期間が終わっていて、ローンも払い終わっていないのに建て替えなんて起こった日には目も当てられません。

 

 

『ということは建売買うなら欠陥住宅を買わないように、ホームインスペクション(住宅診断)は行ったほうがいいのでは?』

 

 

というように思うでしょう。

 

 

結論から言います。。。

 

 

建売を買うときにホームインスペクション(住宅診断)は必要ないです。

 

 

あれだけ欠陥住宅は買ったらマズいと述べているのになぜ必要ないの!?

 

と思う方、下記の4つが理由になります。

 

 

①ホームインスペクション(住宅診断)が見ている場所は表面だけ

②ホームインスペクション(住宅診断)は建築現場を知らない人が見てる

③ホームインスペクション(住宅診断)はコスパが悪い

④ホームインスペクション(住宅診断)は知識があれば自分でできる

 

 

 

元大手住宅メーカー社員で国家資格である一級施工管理技士をもっている私が、建築業界の裏側を語るとともに、なぜ建売住宅でホームインスペクション(住宅診断)は必要ないのか、それぞれ詳しく解説していきます。

 

 

 

①ホームインスペクション(住宅診断)が見ている場所は表面だけ

 

建売住宅は特に工事中の施工状況がわからないので、内覧会時にホームインスペクション(住宅診断)を行うことが多いです。

 

 

なので出来上がったものに対して、ホームインスペクション(住宅診断)は表面上のものしか見ることができないのが事実です。

 

 

ホームインスペクション(住宅診断)が見るポイントは、壁の垂直、床の水平、器具などの固定、配管の接続状況、内装の傷・汚れ、建具・サッシの立て付け、基礎廻りのヒビの有無、外壁のヒビの有無が主に見るポイントです。

 

 

一番欠陥でヤバいのは雨漏りしている物件です。

 

 

雨漏りしていると、木造はどうしても木が腐り、耐久力がなくなって家がダメになるので、家を買うときに見るべきところは雨漏りしていないかを見るのが重要な項目になります。

 

 

ホームインスペクション(住宅診断)は基本表面上のものしか見れないため、必要性云々というより雨漏りの有無を見ることができないのです。

 

 

では雨漏りしてる家を買わないにはどうすればいいかと言いますと

 

 

 

非通気構法かつ外壁がモルタル仕上げの家は購入しない

 

 

これに尽きます。

 

むしろ建築に携わっている人は、非通気構法のモルタルの物件は必ず避けます。

 

なぜなら雨漏りのリスクがすごく高いからです。

 

 

雨漏りと聞くと屋根からくるものだと思いますが、実際は雨漏りの90%以上は壁から発生します。

 

 

非通気構法というのは、外壁と外壁材の間に空気が抜ける通気層がないもので、反対に空気の抜ける通気層があるものが通気構法と言います。

 

 

図で見ていただけるとわかるのですが、通気構法は空気層があるので外壁材から雨水が入っても、空気層で下に落ちるのですが、非通気構法は空気層がないので、水が溜まると建物内に浸入してきます。

 

 

建売住宅で非通気構法のモルタルはけっこう多いです。

 

 

非通気のモルタルは工事費が安くて、自由が利くので外観もデコボコできるので見た目はかっこよく、おしゃれな家になるのですが、雨漏り男リスクはとても高いということを覚えてください。

 

 

どうしても非通気でモルタルの家を買いたいという場合は、以下の条件を満たしているものにしてください。

 

 

①軒の出は200以上はあるか

②モルタルにメッシュシートは塗りこんでいるか

③スカイバルコニーはないか

 

 

以上の3項目を満たしていると将来の雨漏りのリスクは全然違います。

 

 

まず軒の出があるのと、外壁に雨水が当たるのを防いでくれるので、できる限りあったほうが良いです。

 

モルタルにメッシュシートを塗りこんでいるかというのは、外壁の左官工事中にメッシュシートという割れ防止の網目の布を入れていると外壁にひびが入りにくく、ひびからの雨水の浸入を防げます。

 

反対にメッシュシートを塗りこんでない家を買うのは雨漏りのリスクがすごく高いです。

 

そして最後にスカイバルコニーはあると雨漏りのリスクが急激にあがるので、できればない物件を選んでください。

 

 

 

②ホームインスペクション(住宅診断)は建築現場を知らない人が見てる

 

 

ホームインスペクション(住宅診断)の必要性がない2つ目の理由として、私はホームインスペクション(住宅診断)の方と仕事をしたこともかなりあるので、これはしょうがないことなのですが。。。

 

 

ホームインスペクション(住宅診断)をする方が建築現場の経験がない人が多い

 

 

という現状があります。

 

 

ホームインスペクション(住宅診断)をする方は、特に大手なんかだと会社でマニュアルが用意されていて、『ここの項目をこのように見てください』といった形で指導されているので、マニュアルに沿ったことでしか建物を見ることができていないのが事実です。

 

 

建物は作りによってさまざまですので、建築現場を知っていないと、ここは見ておかないとダメなポイントとかがわからないわけです。

 

 

住宅は人の手によってできているため、どうしても作る人が違えば品質の差が出てきます。

 

 

とくに建築業界では、工期がなかったり人手不足であったりすると、品質は二の次で、仕事は早いけど雑な職人さんに頼んでとりあえず完成させればいいという風潮が現在でもあります。

 

 

 

マニュアル人間だとどうしてもそういった、職人さんの施工品質の差が見抜けないというのもあります。

 

 

マイホームを購入するなら、上手な人が作った品質の良いものを買いたいですよね。

 

 

マニュアル人間の方にホームインスペクション(住宅診断)をしてもらう必要性はほとんどないです。

 

 

ですのでホームインスペクション(住宅診断)を頼むなら、現場経験がある人にお願いするのが一番です。

 

 

 

 

③ホームインスペクション(住宅診断)はコスパが悪い

 

 

ホームインスペクション(住宅診断)が必要ない3つ目の理由として、建売住宅で住宅診断を見てて思いますがコストパフォーマンスの悪さです。

 

 

単純に金額が高いです。

 

 

ホームインスペクション(住宅診断)の相場は

 

 

・目視だけで6万円

・小屋裏、床下も見ると10万円

・屋根など高所も見ると13万円

 

 

目視だけは正直あまり意味がないので、小屋裏と床下も見るプランが多く申し込まれてるので、相場は大体10万円です。

 

 

10万円は正直高いですよね?

 

 

なにより現場管理をしていたことがある人に見てもらって、品質の度合いや欠陥住宅でないか見てもらうなら必要性はありますが、現場を知らないマニュアル人間の方見てもらって10万円はコスパは非常に悪いです。

 

 

ですので同じお金でホームインスペクション(住宅診断)を頼むなら個人でやっているところか、現場経験が豊富な人に見ていただくのが一番です。

 

 

なにより個人でやっている人のほうが、現場を知っている人がほとんどで、何よりいろいろとほかの所も見てくれて、価格も安いので、できれば個人の人にお願いするのがおススメです。

 

 

 

④ホームインスペクション(住宅診断)は知識があれば自分でできる

 

 

建売住宅でホームインスペクション(住宅診断)が必要ない4つ目の理由は、まずどうしてみんなホームインスペクション(住宅診断)を頼むかというと、欠陥住宅を買いたくないというのが主な理由ですが、根本から言わせていただきますと。。。

 

 

どう見ればよいか知識がないから見てもらう

 

 

知識がないので、欠陥住宅かを見抜けないので高いお金を支払って、ホームインスペクション(住宅診断)を頼む必要性がでてきてるのが根本にあります。

 

 

 

逆に言ってしまうと、どこをどのように見ればよいか知識があれば自分でもホームインスペクション(住宅診断)ができるため業者に頼む必要がないということです。

 

 

しかしどのように検査すればよいかなんて、そういう情報は社外秘であることが多いため、なかなか世に情報が出回っていないのが事実です。

 

 

なので今回は私が、自分でできるホームインスペクション(住宅診断)のやり方を解説したものをnoteにしました。

 

 

自分でできるように写真で分かりやすく解説してまして、検査の基礎部分は無料で読めます。

 

 

欠陥住宅を買って、その家が壊れてその補修費も払うことになったら人生が借金まみれで詰みます。

 

 

そうならないためにも、自分で知識を得て欠陥住宅を買わないようにするのが一番です。

 

 

本気で欠陥住宅を買いたくないと考えている方は、自分で住宅診断をできる知識を得てください。

 

《こちらで自分でできるホームインスペクション(住宅診断)のやり方を解説しています。》

 

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