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雨漏りの原因はサッシから!?自分でもできる補修方法紹介!

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雨漏りの原因はサッシから!?自分でもできる補修方法紹介!

雨漏りの原因箇所といったら屋根のイメージがありますよね?

 

実際は違います。

 

雨漏りの原因となる場所として、ナンバーワンは屋根ではなくサッシです。

 

ですので今回の記事は、サッシからの雨漏り時の自分でできる雨漏り対策・補修方法をご紹介しています。

 

サッシからの雨漏り5つの原因と補修方法

 

サッシから雨漏りが考えられる原因が5つありますので、詳しく解説していきます。

 

①サッシ廻りのコーキングの劣化が原因の雨漏りと補修方法

 

サッシ廻りのコーキングの劣化により、コーキングにめくれやびびや切れ目が入ることで、そこから雨水が入ってきます。

 

コーキングの切れがシンプルに雨漏りに直結するので、定期的にコーキングのメンテナンスは必要です。

 

サッシ廻りのコーキングの劣化は目視確認できます。

 

サッシと外壁の取り合い部分にコーキングが打ってありますので、目で見て、劣化して亀裂が深く入っていて切れ目がないかをチェックし、切れ目が入っていたら雨水が入ってくる可能性がありますので、コーキングを打ち直す必要があります。

 

 

 

業者に頼むとコーキングの打ち直しだけでも3~10万円はかかってしまうので正直高いですよね。。。

 

 

なので、サッシ周りのコーキングの劣化は自分で打ちなおしましょう!

 

 

『コーキングなんてやったことないけど自分でできるの?』『なんか難しそうだからできない』

 

 

なんて思っている方、コーキングを打ちなおすのは正直簡単です。

 

 

まず用意するものとして

①コーキングガン(安いものなら600円くらい)

②コーキング剤(1000円)

③プライマー剤(700円くらい)

④マスキングテープ(100円)

⑤コーキングヘラ(500円)※なくても大丈夫です

⓺刷毛(100円)

 

3000円あればそろいますので、業者に頼むより格段に安くすることができます。

 

防水のためにとりあえずコーキング!という考えは間違えではないですが、コーキング剤にも種類がありそれぞれ用途が異なるため注意が必要です。

 

コーキング剤は大きく分けて4種類あり

・シリコンコーク

・変成シリコン

・ウレタンコーク

・アクリルコーク

 

それぞれのコーキング剤の特徴は別記事で詳しく解説しますので、簡単に説明しますと

 

使うのは変成シリコンにしてください

 

他のコーキング剤は日に当たると劣化したり、外で使うには耐候性が低いためおススメできません。

 

変成シリコンはカラーバリエーションも多く、上からの塗装も可能で、塗装しなくても十分な耐候性があるコーキング剤です。

デメリットとしては他のコーキング剤より少し高い程度ですので、変成シリコンを選びましょう。

 

本数の目安としては、大きさにもよりますがサッシ2か所で1本程度で考えておきましょう。

 

サッシ廻りのコーキング打ち直しの手順は下記のようになります。

 

①劣化しているコーキングの部分を除去する

カッターナイフで劣化しているコーキング部分を取り除きます。

ひび割れや剥がれが全体的にある場合はすべて取り除きましょう。

 

②マスキングテープでサッシと外壁を養生する

コーキングの通りを良く施工するために、サッシと外壁にマスキングテープを貼って養生します。

マスキングテープは真っ直ぐに貼らないとコーキングが曲がって見えてしまいみっともないので出来る限り真っ直ぐに貼りましょう。

注意点としては、マスキングテープをしっかり貼らないとマスキングテープの裏側にコーキングが入ってしまいはみ出してしますので、マスキングテープがしっかり外壁とサッシに粘着しているか確認しましょう。

 

③プライマーを塗る

プライマー剤は、コーキングの接着力を高める液体で、プライマーを塗ることによりコーキングがはがれるのを防ぎます。

刷毛を使ってコーキングをする部分に塗りましょう。

 

④コーキングを充填する

プライマーは5分もすれば乾きますので、乾いたら次はいよいよコーキングを充填します。

市販のチューブ式の薬と同じようコーキング剤のキャップを外して、穴を開けてコーキングが出るようにして、コーキングガンにコーキング剤をセットします。

次にコーキングを充填していくのですが、充填しすぎるとヘラで撫でる時に横から溢れてやりにくいので、少し山になる程度に充填しましょう。

 

⑤ヘラで撫でて、マスキングテープを取る

コーキングの充填が終わったら、ヘラで撫でていきます。

三角シールといって、断面にしたら三角になるようコーキングを取りすぎないように撫でていきます。

コツとしては、ヘラを立て過ぎず斜め45度くらいにして撫でていくと奇麗にいきます。

ヘラはなくても良いと補足で書きましたが、実際は指でもでき、指を濡らすとコーキングが指にくっつきにくくなるので、水に濡らしながらヘラの時と同じく指を立て過ぎず45度くらいで撫でましょう。

ヘラも指も同じですが、コーキングは一回で撫でるようにしましょう。

何回も撫でるとコーキングに段差ができてしまい見た目が悪くなるので、基本的には一回で撫で切りましょう。

コーキングを撫でた後、養生として使っていたマスキングテープを取って完成です。

 

以上のようにコーキングの打ち直しをします。

 

 

建物の1階であれば難しくないので自分でできると思いますが、2階のサッシは高さのある脚立やハシゴを使わなければならなく危ないため、高所作業になる場合は安全のため無理して自分でやらずに業者へ頼みましょう。

 

 

②外壁材のひび割れ

 

外壁もコーキングと同様に雨や風、紫外線などで劣化していき、クラックと呼ばれるひび割れが発生します。

 

とくに発生しやすいのがサッシ廻りで、開口部であるサッシ廻り、特に四方の隅はどうしても力がかかりやすいため、ゆえにひび割れが発生しやすく雨漏りの原因となり得ます。

 

こちらも目視確認できるので、1年に一回は建物を見渡してみましょう。

 

補修方法はサッシ周りのコーキングの劣化と同じように、クラックが発生したところにコーキングを充填してひびを埋めます。

 

サッシ廻りと違い養生はしなくてよいのですが、外壁がサイディングやパネルであれば、外壁のサイディングやパネルに合わせた色のコーキングを充填して、はみ出た部分を拭き取れば完了です。

 

しかし、外壁が吹き付けなどで塗装された外壁であれば、コーキングが目立ってしまうので近い色で上から塗装しましょう。

 

 

③外部フードや配管の外壁貫通部

 

換気扇や給気口のフード部分やエアコンの配管部分など、外壁を貫通しているところは雨漏りがしやすく、サッシ廻りはどうしても防水が弱いので雨を呼び込みやすく、サッシの近くに外部フードやエアコンの配管貫通部があると雨漏れのリスクが高まります。

 

 

フードやエアコンの配管は室内から管やスリーブが外壁を貫通しています。

 

外壁を貫通しているということは防水紙を破っている状態で、防水処理としてコーキングのみとなってしまい、防水性能は非常に弱くコーキングが切れたらそのまま雨水が入ってくるため、コーキングに頼り切っている防水です。

 

 

ですので外壁を貫通しているフードやエアコンの配管部分のコーキングも目視確認しましょう。

 

 

コーキングの劣化は先ほどから述べているサッシ廻りのコーキングの補修方法と同じですので、悪い所はすべて打ち直しましょう。

 

 

④屋根やバルコニーの雨漏りによるもの

 

サッシから雨漏りする原因として、屋からの雨漏りが壁を伝ってサッシから雨漏りが発生する場合があります。

 

屋根以外でもスカイバルコニーや吹き抜け部分からも同様に壁を伝ってきます。

 

他にも軒の出が少なかったり、モールや化粧材が多くついていたりなど雨漏りしやすい家の特徴は別の記事でまとめていますので、そちらをごらんください。

《雨漏りしやすい住宅の5つの特徴》

 

この場合は自分での補修は厳しく、屋根の一部吹き替えなど大きめの工事になりやすいので、専門業者に相談しましょう。

 

⑤防水処理の施工ミス

サッシ廻りの雨漏りは非常に多く、様々な住宅メーカーはサッシの防水に頭を悩ましていて、つねにより良い防水はないかと試行錯誤しています。

 

それほどまでにサッシ廻りの防水処理は重要で、しっかりしていないと確実に雨漏りするということです。

 

 

サッシの取り付けは基本的に、サッシのつばに防水テープと呼ばれる粘着性の高い両面のテープを張り付けて、その上に防水紙を張り付けることで防水しています。

 

この防水テープの張り方をしっかりしないと、隙間ができて雨水が入ってくるため施工不良による雨漏れが発生します。

 

これはしょうがないことなのですが、サッシの開口部に外壁合板のジョイント部が来ることが多くあるため、このジョイント部分から雨漏れが浸入しやすい通り道となってしまうことがあります。

 

このジョイント部をしっかりコーキングしたりして防水効果を高めているとなお良いのですが、積極的にやっているメーカーは少ないかと思います。

 

さらに窓の上に庇があるからって安心してはいけません。

庇も施工方法によっては雨漏りにつながるので注意が必要です。

 

庇を取り付けるときは2種類の方法がありまして

・防水紙張りの前に取り付け

・外壁完了後の取り付け

 

防水紙張りの前に取り付ける場合は、防水紙を一度切ることになりますので、しっかりしていないと雨漏りするリスクがあります。

 

後から取り付けた場合はビスで取り付けるためコーキングだよりになります。

 

庇があることで、窓に直接雨が当たりにくくなるのでサッシ廻りコーキングの切れや、外壁のクラックからの浸入は抑えられますが、庇の取り付け自体に施工不良があると結局意味がないです。

 

こういった施工不良の雨漏りに関しては、保証があると思いますの、販売元に相談して施工店に直してもらいましょう。

 

施工不良で尚且つ保証期間内であれば費用が発生することはないので、雨漏りがわかった時点で相談してみるもの良いかと思います。

 

 

以上のようにサッシから雨漏りするケースは非常に確率が高く、コーキングの劣化などは1年に一度みて、手の届く範囲だったら自分で行い、高所で危険でありそうなら業者に頼むのが良いかと思います。

 

-トラブル, 雨漏り

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