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【ベタ基礎と布基礎のメリットとデメリット解説】本当に良い住宅の基礎はどっち!?

投稿日:2019年4月17日 更新日:

【ベタ基礎と布基礎のメリットとデメリット解説】本当に良い住宅の基礎はどっち!?

住宅の基礎の種類として、ベタ基礎と布基礎(独立基礎)があります。

 

『ベタ基礎は、荷重を一点にしているため地震に弱い!』

『ベタ基礎のほうが鉄筋やコンクリートを使うので高額!』

『布基礎は、余計な鉄筋とコンクリートを使わないから安く済む!』

『布基礎は、長年日本で施工されてきた基礎だから地震に強い!』

 

世の中ではこんなイメージだと思います。

 

先に言いますとその考えは間違っています!!

 

ですので今回は、ベタ基礎と布基礎(独立基礎)をどちらも施工していた私が、住宅におけるベタ基礎と布基礎(独立基礎)の違いをメリットとデメリットをふまえ解説しまして、どっちの基礎が良いのかご説明いたします。

 

巷のうわさに振り回されないで、しっかりとした知識をもって基礎を選びましょう。

 

 

ベタ基礎と布基礎(独立基礎)どっちが住宅には良いの?

結論から言いますと

 

ベタ基礎のほうが住宅に適しています。

 

その理由をベタ基礎と布基礎(独立基礎)を比較しながら、メリットとデメリットをふまえて解説していきます。

 

布基礎よりもベタ基礎が良い理由

 

ベタ基礎とは基礎の底盤であるスラブを一体にしてコンクリートを流し込むという工法で、建物を面で支える構造になっております。

 

つまり立ち上がり基礎とスラブがすべて鉄筋コンクリートで繋がれているため、安定して荷重を地盤に伝えることができます。

 

最近の新築住宅はベタ基礎が主流で、布基礎(独立基礎)よりも耐力があり、施工性にも優れているため、用いられることが多いです。

 

布基礎とは、ベタ基礎と違い柱の下や壁の下になど強度を保つ必要な場所のみに鉄筋コンクリートの立ち上がりを作る工法で、立ち上がりの基礎はTの字をさかさまにしたような断面で連結していますが、スラブは一体になっていなくて、写真のように床下部分は土が見えるように施工します。

 

鉄筋とコンクリートが少なく済むため、コスト面では安く済みます。

 

ベタ基礎のメリットとして

・面で支えるため地震に強く強度もある

・シロアリなどの害虫対策になる

・床下の湿気を防止することができる

・地盤沈下しずらい

 

デメリットとして

・コンクリートや鉄筋を多く使うためコストがかかる

 

 

ベタ基礎のメリット・デメリットを詳しく解説しますと

 

メリット①面で支えるため地震に強く強度もある

 

住宅基礎は、建物を支える部分になるため、しっかりとして強固でなければなりません。

 

ベタ基礎であれば、スラブ全体で建物の荷重を支えるため、面荷重になります。そのため地震などの大きな力が加わった時に一点に荷重がかかりにくく、負荷を分散できるためベタ基礎は頑丈と言われております。

 

 

メリット②シロアリなどの害虫対策になる

 

ベタ基礎には家を支える役割以外にも、シロアリなどの害虫の侵入を守ってくれます。

 

布基礎だとスラブを一体化させないため、土の部分が出てしまうため、そうするとシロアリやムカデ、ゴキブリなどといった害虫が床下に生息できるため、床に空けた配管の隙間などから侵入してきます。

 

最も危険なのがシロアリです。

 

シロアリは雑食であるため、木材はもちろん、ガラスや陶器、断熱材やプラスチック、紙製品から皮製品まで何でもエサとなります。

 

シロアリによって、建物の構造に関わる大事な柱や梁、はたまた基礎を食い散らかすので、この食害による影響で建物の耐久性を著しく低下させてきます。

 

建物は築年数が多いからといって倒壊するわけではなく、シロアリの被害の有無で大幅に変わります。

1995年に発生した阪神淡路大震災では、倒壊した一般家屋の70%がシロアリに被害を受けていた建物だったという調査結果も出ています。

 

 

このようにシロアリにとって家は丸ごと食べられる最高の食べものであるため、侵入をさせないようにすることが必要です。

 

最近では、布基礎でも防湿フィルムを敷き、その上に防湿コンクリートを施工することで、シロアリなどの害虫対策として施工が増えてきていますので、この条件でベタ基礎でなければいけないと思いこまないようにしましょう。

 

メリット③床下の湿気を防止することができる

 

シロアリなどの害虫対策同様、ベタ基礎はスラブを一体にしているため、地中から上がってくる湿気を防止することができます。

 

湿気はカビなどの原因となり、木材を腐りやすくさせてしまうため、湿気を抑える必要があります。

 

さらにシロアリは湿気が多い所を好むので、暖かくて湿気があって、食べ物である木材があったら、シロアリが来るのは当然です。

 

メリット④地盤沈下しずらい

 

ベタ基礎は面で建物を抑えるため、一転に力が加わるのを防ぐため、家が傾いたり、地盤沈下しずらい構造になっております。

 

トゥルースリーパーというマットを知っている方は想像しやすいと思うのですが、あれは圧力分散により体への負荷を少なくしております。

基礎でも同じことが言えて、ベタ基礎は地盤全体に圧力をかけるため荷重が分散でき、地震に強い構造となっております。

 

さらにベタ基礎はすべて一体で作っているため、布基礎よりも鉄筋とコンクリートを多く使い、基礎自体の重さがとても重くなります。

 

重さがあるということは、基礎の段階で地盤にしっかり荷重をかけるため、あとから建物が完成して沈むということも防ぐことができます。

 

建築基準法では、地耐力が30kN/㎡以下の土地である場合はベタ基礎で施工しなければならないと定められております。

 

なので法の観点からしても、ベタ基礎のほうが構造的に良いとされています。

 

 

デメリット①コンクリートや鉄筋を多く使うためコストがかかる

 

ベタ基礎は、スラブ全体を鉄筋コンクリートで施工するため、布基礎よりも材料代がかかります。

 

詳しく説明すると、ベタ基礎は全体的に土を掘るため土の処分代、その上に地盤を固めるため砕石を敷くので、その砕石代と布基礎(独立基礎)よりも材料代がかかるのは事実です。

 

しかし実際はベタ基礎のほうが施工が楽なので、人件費は布基礎よりも少ないです。

 

基礎を一番安くするなら布基礎でやるのは間違いありませんが、それは防湿コンクリートを打設しない場合で、防湿コンクリートを打設すると結局手間を考えると30坪の2階建ての住宅基礎であれば、ベタ基礎と価格はそんなに変わりません。

 

ベタ基礎の施工の流れは、スラブのコンクリートを打ち、次に立ち上がりのコンクリートを打ちこんで完成です。

 

布基礎も同様にベースのコンクリートを打ち、立ち上がりの基礎を打ち込むまではベタ基礎と同じですが、防湿コンクリートを打設するとなると、基礎の枠を取り外した後に、土を入れなおして、防湿シートを敷き、その上からコンクリートを打ち込みます。

 

このようにベタ基礎はコンクリートの打設が2回で済むのに対し、布基礎は3回コンクリートを打たなければなりません。

 

コンクリートポンプ車を頼むと1台2万円くらいしますし、3回目の打設も人件費がかかりますので、布基礎で防湿コンクリートを打設するとそういった手間がかかるため、ベタ基礎と費用はどっこいどっこいになります。

 

アパートなど建築面積が多くなればなるほど、鉄筋とコンクリートの量は変わってきますので、布基礎が確実に安くなりますが、先ほども述べた通り新築住宅で平均的な30坪程度の基礎であれば、布基礎とベタ基礎では費用はあまり変わりません。

 

住宅メーカーによっては、ベタ基礎にすると追加料金がかかることがありますが、作っている側からすると追加料金なしでも施工は可能です。

 

まとめますと約30坪の住宅であれば、ベタ基礎でも布基礎に防湿コンクリートを打設するのと価格は変わらなくて、ベタ基礎のほうが耐力的にも良いのでベタ基礎をおススメします。

 

 

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情報収集をしっかりとしないで買っている人が多くて、みんな損してるのが現状です。

 

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