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みんな知らない!?基礎の高さの重要性【新築住宅で選ぶべき基礎の高さ】

投稿日:2019年4月16日 更新日:

みんな知らない!?基礎の高さの重要性【新築住宅で選ぶべき基礎の高さ】

住宅の基礎は、建物の寿命に関わる重要な構造物で、多くの人が基礎の重要性を理解していない人が多いです。

 

基礎の高さなんてどうでもいいんじゃないの?

 

どうでもよくないのです。

 

今回は基礎の高さの重要性を説明しまして、どのような観点に着目して、新築住宅を選べばよいのかを解説します。

 

住宅の基礎立ち上がり高さの重要性

 

住宅の基礎の立ち上がり高さなのですが、高いほうが良いのか低いほうが良いのかわからない方も多いかと思います。

 

結論から言いますと、基礎の立ち上がりは高いほうが良いです。

 

その理由としましては、日本は世界的に見ても雨季があり、湿度が高い国だからです。

 

日本の住宅は、昔から高床式と呼ばれる住宅が多く用いられるのは、なぜなのでしょうか。

それは、日本の気候風土と深く関係していて、先ほど述べた通り日本は湿度が高いです。

 

湿度が高いと、基礎や床下に湿気がこもり、土台などの構造体が湿気によるカビなどで腐りやすくなってしまうということです。

 

最近ではゲリラ豪雨と呼ばれる集中豪雨が多く、一時的にものすごい雨が降るため、川が氾濫し床下浸水したなんてニュースが毎年出ています。

 

基礎が高いと湿気を守るだけでなく、川の氾濫などの水害からも建物本体を守ることができます。

 

他にも基礎が高い住宅を選ぶメリットとして、ネズミや害虫への対策です。

 

従来の日本建築は多くが木造ですので、ネズミやシロアリなどといった害虫が柱などの住宅構造物を食べてしまい、それにより耐力が著しく低下するため、建物の寿命を大幅に削る要因となります。

 

基礎が低ければ低いほど、ネズミや害虫は建物に侵入しやすく、反対に基礎の立ち上がりが高いとネズミや害虫は上がってきづらくなります。

 

学校の社会の勉強で一度は目にしたことがあると思いますが、高床式住居がいい例です。

 

昔の人が家をあれだけ高くするくらいですから、湿気とネズミや害虫は建物にとって有害なものということがわかります。

 

それと基礎が高いと、床下のメンテナンスが非常にやりやすくなります。

 

住宅の床下には、水道管や排水管、ガス管など生活に必要な配管や配線がされています。

この配管や配線に何かトラブルがあった時には、床下に潜って見に行くいく必要があります。

 

基礎の高さがないと、床下に潜るときに体が入っていかないため、十分なメンテナンスができなくなります。

 

維持管理をする上でも基礎の高さは重要となってきます。

 

基礎が高ければ良いのはわかっていいただけたと思いますが、基礎を高くすることで悪い点もあります。

 

それはバリアフリーに反するということです。

 

基礎の高さがあればあるほど、出入り口に高低差ができてしまうため、お年寄り、子供、身体的なハンディキャップを持つ方にとっては利用しにくくなってしまいます。

 

さらに住居が高くなることで、重心も高くなるため耐震性も少なからず弱くなると考えられます。

 

結局、基礎は高すぎてもダメなら、どれくらいが好ましいの?

と疑問に思うかと思いますので、理想的な高さを解説していきます。

 

理想の基礎の立ち上がり高さ

基礎の高さを上げるメリットを得ながらも、デメリットを回避するには、住宅にとって最適な基礎の高さを知っておく必要があります。

 

建築基準法では、地盤面から基礎の高さは300㎜以上にするように定められています。

 

さらに基礎の高さが400㎜以上であると防湿や防蟻に優れた性能を有するという考えで、フラット35が適用されます。

 

ですので、出入りや耐震のことを考えると、基礎の高さは地盤面(GL)から400㎜~500㎜が理想です。

 

 

注意していただきたいのは、400㎜に達していない基礎で、湿気やネズミに観点からしてもおススメできないのと、工事側からすると基礎の高さを上げるということは、その分コンクリートや鉄筋が多くかかるということで、コストがかさみます。

 

現在、生コンは安くても1立方メートル15,000円くらいしますので、そう考えると、施工する方としては材料代を削りたくなるのもわかります。

 

しかし、基礎が低いせいでシロアリやネズミに構造体を食べられたりしたら、リフォームや改修などで余計にお金がかかります。

 

ですので、基礎の高さはケチらず400㎜以上のものを選ぶことをおススメします。

 

住宅のことで心配なことは色々あるかと思います。

情報収集をしっかりとしないで買っている人が多くて、みんな損してるのが現状です。

 

 

今から家を買う人は欠陥住宅を買いたくありませんよね?

 

家を持っている人も自分の家が欠陥住宅だったら嫌ですよね?

 

 

住宅診断(ホームインスペクション)を頼むとちゃんと見てもらうと10万円以上かかるので、なかなか頼むに頼めないですよね。

 

 

『自分で住宅診断ができればいいのに、、、』

 

 

そういった声を多くいただいたので、自分でできる住宅診断のテキストを作成いたしました。

 

このテキストを読めば、どんな家が本当に良い家なのかがわかり、なおかつ10万円以上かかる住宅診断が自分でできます。

 

 

 

私も長年建築業界にいたので言いますが、欠陥住宅は正直かなり存在いたします。

 

 

本来メンテをしっかり行えば100年持つ家が、欠陥により10年しか持たなかったなんてこと実例であります。

 

 

なので絶対に欠陥住宅を選びたくないという方や、自分の家を見てみて欠陥があれば施工会社に直してもらいたいと本気で考えてる方は、是非とも読んでみてください。

 

《欠陥住宅を見つけるテクニックを読みたい方はこちらからいけます。》

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