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基礎

欠陥住宅!?コレがあったらマズイ基礎3つの症状解説!【新築住宅】

投稿日:2019年4月11日 更新日:

欠陥住宅を見極めろ!悪い基礎の3つのチェックポイント

 

基礎とは、住宅を支える最も重要な部分であり、基礎がしっかりしていないと大きな地震に耐えることなく家が倒壊なんてこともありますので、本当に良い基礎なのかを正確に判断する必要があります。

 

基礎がしっかりしているだけで、住宅の耐震が大きく変わってきますのでチェックするべき3つのポイントを徹底解説していきます。

 

①コンクリートの強度を著しく低下させる【ジャンカ】

 

【ジャンカ】が発生していると基礎の強度が大きく低下するため、しっかりと確認する必要があります。

コンクリートの正しい打設を行わないと、下部の写真のようにジャンカが現れます。

 

 

コンクリートはアルカリ性であり、中の鉄筋の錆を防ぐことができ、基礎は長期的な強度を得ることができます。

 

しかし、ジャンカが発生していると、コンクリート内に空洞ができているため、そこから雨水などが浸入し、鉄筋がさびていき、基礎本来の強度より大幅に低下してしまいます。

 

 

なぜジャンカが発生してしまうのか!?

 

 

コンクリートは水、セメント、大きさが様々な砂や砂利を既定の配合で混ぜたものです。

 

基礎工事で、コンクリートを打ち込む際、上から流し込むため大きめの砂利が下に沈みやすく、同時に砂利の間に空気も入り込みます。

 

そこでバイブレーターという振動機を用いて、コンクリート内を振動させ、空気を抜きつつ材料を均一に混ぜるのですが、このバイブレーターが不足してしまうと、空気が入ったまま大きめの砂利が偏ることで、空洞ができてしまいジャンカが発生します。

 

ですのでジャンカは、しっかりバイブレーターをかけて、コンクリート内の空気を抜き、材料を均一に混ぜることで防ぐことができます。

 

しかしバイブレーターは、かけすぎても材料が分離してしまうので加減が難しく、程度の低いジャンカは発生することはあります。

 

そうしたジャンカは、空洞になっている部分を取り除き、モルタルを充填すれば雨水も入ることがなく、鉄筋がさびることもないので、基礎の強度に問題はありません。

 

 

問題なのは、そのジャンカを補修しないでそのままいしておくということです。

 

 

基礎を見るポイントとしては、新築住宅ならキッチンや洗面所に床下点検口が必ず設置されていますので、そこから目視確認ができます。

 

基礎内は高さがあまりないため、ほふく前進になりすごく大変なため、見てもらうなら業者にお願いするのがおすすめです。

 

 

②基礎表面からわかる施工不良【構造クラック】

 

基礎で一番目視確認がしやすいのが、【クラック】というもので、

下記の写真で分かるように、基礎表面にひび割れが入るものです。

 

 

クラックには段階があり、ひびの幅が0.3mm以下、深さが4mm以下のものを髪の毛ほどのひびということから「ヘアークラック」といい、構造的には全く問題ありません。

 

問題なのは、ひびが0.3mm以上、深さが5mm以上の場合は「構造クラック」といい、放置すると基礎の強度が低下します。

 

 

構造クラックは、鉄筋にまでひびが達してることがあるため、ジャンカと同様にひびから雨水などが浸入し、鉄筋が錆てしまい基礎強度が著しく低下します。

 

 

クラックが起きる原因として、下記のものがあります。

 

・乾燥収縮
乾燥する際にコンクリート内の水分が蒸発することで、コンクリート内の体積が減り、基礎 自体が収縮することでひび割れが発生します。夏場は特に水分の蒸発が激しいため、、何度も表面をならしたり、散水して急激な蒸発を防ぐことが必要です。

 

・不同沈下
地盤が緩い土地に建てた基礎は、一部地盤が緩み基礎が傾きひび割れを起こします。
こちらの場合は、基礎というより地盤に問題があります。詳しくは別の記事で地盤の見分け方を説明しますので、そちらを参照ください。

 

・基礎のかぶり厚さ
基礎のかぶり厚さとは、鉄筋からコンクリート表面までの距離で、住宅基礎では土に接していない部分は3㎝以上、土に接している立ち上がり部分は4㎝以上、基礎底板は6㎝以上確保することになっています。この数値を下回ると、鉄筋が基礎表面に近づいてしまい、地震などで、ひび割れしやすくひびも鉄筋に届きやすくなってしまうので、かぶり厚さは重要です。

基礎幅150mmが主流でして、外周部でそれ以下の基礎幅だと施工上かぶりをとるのが難しいため、気を付けたほうが良いです。

 

 

基礎クラックもひどくなければ補修できるため、クラックが放置されていないかの確認が必要です。

 

 

確認方法は、ジャンカと同様に点検口から目視確認できます。

 

外回りの基礎は、仕上げとしてモルタルを薄く塗り、刷毛で刷毛目をつけて仕上げる刷毛引きを行うことがほとんで、たまに塗装やシート、タイルをはったりして仕上げます。

 

なので、外周部に入ってるクラックは仕上げ材の可能性が高く、基礎のクラックとは関係ないことが多いです。

 

外周部は見分けるのが難しいですが、縦や横に雨シミがあったり、ひどい構造クラックであれば、仕上げのモルタルもゆくゆく割れますので、そういった形で見分けましょう。

 

 

③湿気と結露により構造体が弱くなる【床下浸水】

 

床下浸水や床上浸水という言葉を聞いたことがあると思います。

基本的に、台風やゲリラ豪雨などで、川などが氾濫し建物内に水が浸入してくることなのですが

 

実は工事中に起こる床下浸水があります!

 

 

建方工事といって、家の躯体となる木材を組み立てる工事があるのですが、工事中ずっと晴れているということは珍しく、日本は気候が安定しないため、どうしても屋根の防水をする前に雨が降ることが多々あります。

 

ですので雨がふると、基礎の中に雨水が浸入し、先ほどの写真のように基礎内に水がたまった状態になります。

 

 

木材自体は、最近では濡れても大丈夫な材料を使っているので心配は必要ないのですが、問題は基礎内に溜まった雨水です。

 

 

床下に水が溜まったままですと、基礎内は空気があまり流れないため、水がなくなりにくく、ゆえに湿気で1階の床がカビなどで木材が腐食し、構造的に著しく弱くなります。

 

 

さらに、1階の床の裏には断熱材というものが敷かれており、ポリエチレンフォームといった発泡スチロールに近いものとグラスウールという綿を凝縮させたようなもののと主に2種類あります。

 

特にグラスウールは水を吸いやすいため乾きにくく、断熱材の特徴として、水を吸うと断熱性能が大幅に減少してしまうので、床の断熱がほとんど効果がなくなります。

 

 

工事中の雨くらいでしたら、床下開口して喚起したり、送風機で空気を循環させたりすれば乾くので問題ありません。

 

 

この乾燥をしっかり行わないと、先ほど述べたように構造体が腐ってしまうので、床下点検口から確認できますので目視は必ずしてください。

 

上記の3つのポイントは基本的に床下点検口からのぞけますので、可能な限りのぞいてみましょう。

 

今から家を買う人は欠陥住宅を買いたくありませんよね?

 

家を持っている人も自分の家が欠陥住宅だったら嫌ですよね?

 

 

住宅診断(ホームインスペクション)を頼むとちゃんと見てもらうと10万円以上かかるので、なかなか頼むに頼めないですよね。

 

 

『自分で住宅診断ができればいいのに、、、』

 

 

そういった声を多くいただいたので、自分でできる住宅診断のテキストを作成いたしました。

 

このテキストを読めば、どんな家が本当に良い家なのかがわかり、なおかつ10万円以上かかる住宅診断が自分でできます。

 

 

 

私も長年建築業界にいたので言いますが、欠陥住宅は正直かなり存在いたします。

 

 

本来メンテをしっかり行えば100年持つ家が、欠陥により10年しか持たなかったなんてこと実例であります。

 

 

なので絶対に欠陥住宅を選びたくないという方や、自分の家を見てみて欠陥があれば施工会社に直してもらいたいと本気で考えてる方は、是非とも読んでみてください。

 

《欠陥住宅を見つけるテクニックを読みたい方はこちらからいけます。》

 

 

 

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